2014年2月 記事一覧

ソチオリンピックと大雪のニュースの影であまり目立たなかったが、2月9日東京都知事選挙が行われた。低い投票率に表れているように都民の関心も低かった。細川元首相、小泉元首相も脱原発を争点に掲げ、有権者に訴えたが、不発に終わってしまった。 振り返ってみると、地方公共団体の首長選挙はどういう政策を争点としているのかいつもあまり明確になっているとは思えない。 これは、地方公共団体が、政策決定機関というよりは、執行機関としての性格が強いためなのだろう。地方公共団体の長や議会に領土問題、拉致問題、原発問題等について誰も多くを期待しないように、原発問題について知事選の争点にはしっくりくるものがなかったというのが実情であろう。

 

執行機関の長に対する期待として、選挙の争点となりうるのは、いかにして効率の良い行政サービスを提供するのか、また、いかにして住民の負担を低下させていくのか、そして特に東京の場合には、いかにして財政の弱い他の地方公共団体に対し地方税収入を均霑してくかといった問題だろう。日本経済は東京及びその周辺に極めて多くの法人や人口が集中しており、他の地方公共団体とは全く異なった状況にある。日本の首都東京としては、集中する法人税等を他の地方公共団体にいかに配分していくか常にしっかりと検討し対応していかなくてはならない。

 

今後高齢化社会がますます進み、人口が減少していく中にあっては、東京都の果たしていく役割は極めて大きい。オリンピックを成功させていくことももちろん重要だが、簡素で心のこもった対応を世界に見せていくことが重要なのであって、華美に走り、安易に血税を使っていくようなことがあっては断じてならない。 桝添新知事には、簡素で効率の良い住民の負担を軽減する都政のあるべき姿を早急に描いてほしいと心から願っている。

今月8日から9日にかけて、太平洋側を中心に大雪が降り、東京では積雪27センチという45年ぶりの大雪となった。たまたま土日にかけての大雪だったため、通勤等への影響は限定的だったものの、部分的には市民生活への影響は大変大きなものがあった。

 
例えば、成田国際空港へ向かう旅客は京葉道路やレインボーブリッジを経由する高速道路等、空港へ向かう高速道路が閉鎖されたため、空港へのアクセスがほとんど失われた。車や空港リムジンバスは利用できず、成田エクスプレスも午後2時過ぎまで不通となった。利用が再開されてからも成田東京間に3時間以上もかかるといった状態であり、空の便はほぼ全面的にダイヤが乱れた。

 
アメリカに向かうマー君一家も、東京から成田に行くのに8時間半もかかったという記事が出ていたが、プライベートジェットのない市民は予定のフライトは絶望的だった。

 

 

成田のような場合、高速道路というインフラが閉鎖されるとその影響は極めて大きい。車、バスやトラック、鉄道等のインフラも維持することができず空港自体があっという間に陸の孤島と化すことになってしまう。なぜなら、そこに必要な人、モノ、情報がどうしてもそろわなくなるからだ。

 

 

45年ぶりの大雪ともなれば、道路利用者の安全や事故対策など懸念を抱くのは当然だ。しかし、道路のようなインフラを閉鎖するときにはその結果として、鉄道も、飛行機も、極めて甚大な影響を受け、その機能を大きく失うことになることを予想しなければならない。

 
道路は、高速道路や幹線道路は24時間絶えることなく車が走り続けるので、雪は積もりにくい。東京の首都高や幹線道路も極めて短時間のうちに雪のほとんどを見なくなった。
逆に一旦閉鎖すれば、その再開に要する時間と労力は大変なものだ。

 

 

道路という大きなインフラという機能を思えば、除雪等のあらゆる手段を駆使して、できる限り閉鎖を最小限に抑えるべきことは重要なことだろう。

 
雪の多い北国においても、道路の閉鎖等は生活をしていく上でそう簡単にはできないのではないだろうか。

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