日本の民主主義は、歴史の中でかなり短い年月しか保たれていない。江戸時代以前は天下をとったものがすべてを決め、民主的な考え方すらなかった。将軍が切腹といえば命でさえ一存で失うことになる。明治、大正時代には、議会ができたり憲法ができたりといったことで民主的な思想はあったのだろうが、充分とはいえない面が強かった。

そうすると、現行憲法が公布され民主主義が定着したと言えるのは戦後の70年間位ということなのだろう。

独裁国家はもとよりのこと、共産主義国家や社会主義国家においては基本的人権の尊重が十分でなかったり、情報の開示が十分でなかったりするケースがほとんどだ。それは為政者にとって不利な情報を開示すれば様々な批判や異なった意見が続出し政権を維持することが困難になるため、情報をコントロールすることが社会主義体制を維持していくための条件となるからだ。

民主主義においては、正確な情報をできる限り開示し、民意を実現するために国民の声を十分に聴く最大の努力をするのは当然である。政府は学級委員と同様に生徒たちの声を十分に聴いた上で、クラスのメンバーと一緒に問題に対処していく必要があるのだ。

消費税増税の問題にせよ、集団的自衛権の問題にせよ、国のあり方にかかわる重要問題について、幅広く国民の声を聞く姿勢を、強く意識しなくてはならないと思う。

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